一応検査を受ける



     そして2004年5月に結婚。
      ダンナの転勤で東京から福島へ転居し、専業主婦となりました。
      そして、9月頃「そろそろ子どもが欲しいね」と夫婦で話し合いました。

     わたしはバセドー病の通院が終わった際にお医者さんから「子どもが欲しいという時期が
       来たら前もって一応病院で検査してね」と言われていたので、本当に念の為、という気持ちで

      近所の小さなA婦人科へ行ってきました。

     甲状腺機能、その他妊娠に関わる項目を採血。
      そして、内診。
      …ヤな予感はしたけど、やっぱり緊張感からか5分ほど失神(苦笑)。

      子宮や卵巣など、全体的に左に傾いているらしいけど、奇形というまではいかず
      安心していいとのことでした。

      ガスが溜まったときに左側ばかり痛くなるのは、それぞれが押しくらまんじゅうしてるからだと
      このとき知りました(笑)。

      内診結果は特に問題ないということでホッと胸をなでおろしました。

     

      それから1週間後。
      採血の結果を聞きに行きました。

      「甲状腺の方は大丈夫」    あー、ホッとしたぁ。
      「でもね。プロラクチン値がね、ちょっと高いなぁ。
      
『高プロラクチン血症』だね」   ・・・プロラクチンて何???


      「生理はちゃんと来てる?」  「やや不順だけどちゃんとあります」
      「えっ、生理あるの?」         えっ?あっちゃダメなの?

      「とすると・・・もしかしたら頭にデキモノがあるかもしれないなぁ。
      腫瘍、腫瘍。たぶん脳下垂体腫瘍だね」」

      しゅ、腫瘍?!?!?!

      一瞬頭がまーっしろになりました。
      その時のわたしは「腫瘍=死」だと思ってしまったので、また失神寸前。

      「お乳出てない?」       「出てないです」  えっ?出ることあんの?
      「目はちゃんと見える?」    「見えます」     えっ?見えなくなるの??
      「じゃあ、小さいでしょう」

      脳下垂体は視神経ととても近いので腫瘍が大きくなると目に支障が出るそうです。

      でも確かに思えば脳になにかある自覚症状がちょっとありました。
      ここ1〜2ヶ月割れるような頭痛に悩まされていたんです。
      もともと頭痛持ちではないのでおかしいなとは思ってたんですよね。

      脳外科でCT撮った方がいいと近くの総合病院への紹介状を書いてもらい帰宅。